ある英語教師の手帳

困った新米英語教師が一人前になるまでの10年の記録

デキル英語教師の最低条件10~その2~

デキル英語教師の最低条件

全10回の連載、二つ目の条件は、

② 生徒の既習の語彙・文法、および未習の語彙・文法を正確にわきまえて話せる。

読み物を扱う際の導入部分、Oral Introductionなどの際のことだ。

これ、意外と把握出来ていなかったりするんですよね。

こいつら何が分かってて何が分かってないんだろう、って。

それは仕方なかったりするんです。彼らの頭の中をほじくって見るわけにはいかない。

 

要するにダメなのは、彼らに聴かせる英語が

「簡単すぎる」こと & 「難しすぎる」こと。

何でダメかっていえば、奴らが一斉にやる気を失うからだ。

 

わし「Helloooo! How, are, you? わかるかな~? How, are, ...」

奴ら「プ~なにこれ簡単すぎ~、飽きるわ」

 

そしてもし英語が難しければもうわざわざ書くまでもあるまい。奴ら、心のシャッターをガラガラと下ろしたあと、無言で机に突っ伏すのだ。スイッチOFF。

かつて生徒を女心と同じに例えた先輩が居た。

あいつらマジで分からん生き物だ。

 

経験上、事故ることが少ないのは、

簡単な語彙でゆっくりと話し始めて、だんだんスピードを上げていくことだ。

それで奴らを慣らして、

少し経って教科書が進んできたら、習った語彙をひとつふたつ混ぜ込んでいく。

 

人間が最も燃えて取り組むのは、自分ができるのより少し難しい程度の課題だ」という研究結果もあるくらいだ(この「少し」のさじ加減は本当に難しい。読み間違えても落ち込まないで!きっと生徒は、先生の熱意を分かってくれる)。

「この先生は信頼してよさそうだ」と生徒が思ってくれているのであれば、最終的には多少難しくても、食らいついてくるようになる。それまで、最初は「怖くないよ、私が君たちを伸ばすよ。良いから黙ってついて来やがれ」という気持ちで接していけばいい。

 

 

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