デキル英語教師の最低条件10~その1~
デキル英語教師の最低条件
これから10回に分けて、連載していく。
まずは最低条件。
①Class Room Englishを完全に使える。
これは、正しい表現を何度も使って、生徒の頭に刷り込んでいくということ。
何度も同じような場面を経験すると、やがて、授業の流れが出来てくる。
授業の場面場面で、流れるように口から出てくるようになろう!
最初のうちは出来なくて当たり前。
私がよく使うのは、
「Repeat after me.」「Please look at the board.」などの定番モノに加え、
「Do you follow me?」「ついてきてる?」
これは結構、出番が多い。
常に生徒の板書スピードは気にしている。
私の話に耳を傾ける余裕が果たして今の子達にあるかどうか。
書いている子が多ければ、一旦説明や指示をやめて、彼らがペンを置くまで待つ。
「Hey, you guys following me? -Okay, I will stop, so please finish up writing first.」
(ねえ君たちついてこれてる? OK、じゃあ一旦止めるから、書き終わっちゃおう)
こういうのを英語でサラッと言ってあげる。生徒はちらっと顔を上げて、頷いて、また書き始める。
いや、ていうか、これがだから、英語のコミュニケーションなんだよ。
本当は、お仕着せの「クラスルームイングリッシュ」なんかじゃなくて、(こんなの死んだ英語なんだから!!)
そうじゃない「ナマの声」を教師が英語で伝えてあげて、
それに生徒が乗っかってくるような空間を、教室に作り出すんだ。
そういうことが出来れば、腕のある英語教師って事になるんだと思うよ。
だから言い続けるんだ。Do you follow me? って。
やがて、生徒にモノマネされるようになれば、教師冥利に尽きるというものだ。
……むかつくけど。
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